ある日森の中

ただただ適当に

学校で習っていないこと

一部で密やかに人気を博し、かつ一部の人をブログ執筆へ駆り立てた

sasamatsu.hatenablog.com

この人の記事を受けて少し。

かくいう私も生まれてこの方セックスという行為に縁がなくここまでたどり着いてしまっている。この人のように天啓があったということも無いのだが、訳あって行く機会の多かった保健室に置いてある性教育の本を読みあさり、保健室の先生から親に「○○くんは性教育の本をよく読んでいますね」とチクられるくらいませたクソガキだった私は、持ち前の好奇心を活かして小学校卒業くらいまでにはひとしきりの"世界の真理"を知識として得ていたように思う。

この記事のミソは性教育もっとちゃんとせえよ、ということだと思うが、これは本当にそうで日本の性教育は遅れているとはよく言われている。だから若者の性が乱れるんだーというのはいわゆる"論者"がよく言うことである。

しかしまあ仮に諸々の危険性を含めて一定の教育をしたからと言って「性の乱れ」が是正されるわけないでしょというのが私の考えである。だって知識得てもあのブログの人とか私とかおよそ「乱れてない」と正面切って言えなそうな人が出来上がってるし。だってセックスは気持ちいいんでしょ(伝聞系)?基本堕落するのが人間の業なんだからそんなんチラつかされたらヤらないわけがない。

あとセックスを生殖の手段、という方向に舵切って教育するのもどうなんかとも思う。まあそりゃこのご時世、お子さん産んでいただかないと大変というのは分かるし絶対的な第一義であるのは間違いないんだけども意味はそれだけじゃないよねというのが現代の姿であるのは間違いないだろうし。とはいえそんなこと学校で教えたら"性の乱れ"を気にする人達から総スカンだし、だから実践知として学ばないといけないという現実に落ち着いてるんだろう。

性に対するタブーというのはとても近代的な感覚なんだけれど、だからこそ学校外での教育に任されっぱなしの部分が多かったし、行政として教育を考えるお偉いさんは基本的に考えないで済んできたところが性教育であったんだろう。しかし自学自習で積極的に実践すれば「若者はけしからん」だし実践しなけりゃ「子供はどうした」「孫の顔が見たい」の大合唱だしどうすんのというのが実情である。

まあ「若者はけしからん」と言われ続けるよりはせっせと次世代を産んで年金納めていただかないと我々もおまんまの食い上げなので「幼なじみ彼女と排卵日中出しラブH」は少なくとも現代を生き抜く戦略として非常に有効であるのは間違いないだろう。これが受け入れられないから私はもうダメなのかもしれない。とてもつらい。