ある日森の中

ただただ適当に

こだわり

人間何かこだわりを持つことが大事と言われる。それは幼なじみとのイチャラブ性活(超拡大解釈)かもしれないし、ある声優への著しいまでの傾倒かもしれないが何かに向かってひたむきにこだわる姿というのはなかなか魅力的に映るものである。

そう考えてみると私は何か「これ」というこだわりをあまり持っていないようにも思えてしまうのだが、私の財布の中身とカード限度額を常に蝕んでいる鉄道模型に関してはちょいちょいこだわりがある。

ご存知の方も多いと思うが鉄道模型の製品というのは本当に膨大である。特に最近は埼玉県蕨市の会社とか板橋区の会社とかが乱発しているせいでアイテム数はハイパーインフレ状態である。そうした状況だからこそ、購入するアイテムは絞り込んでいかなければならない。「こだわり」らしい「こだわり」を持たない私は、かつては「かっこいいと思ったものを買う」というクソみたいな基準で購入していた結果、統一感に欠けるコレクションとなってしまっていた。

しかしそれでは本当に財政破綻をしてしまうので最近は「これ」というものをきちんと選んで購入するようにしている。そんなこだわりを持って集めているカテゴリーに「阪急電鉄」と「京阪電鉄」というものがある。言わずと知れた関西大手私鉄のうちの2社であるが、どうしてかこの2社は私の心をつかんで離さない。

1つには以前に書いた私が好きな街である「京都」に向かう路線を持っているというのがある。京阪はその名の通りであるし、阪急も京都線を抱えている。しかもターミナルはJRの京都駅ではない繁華街(京阪はその限りではない)で独自感アピールをしているのも好感触である。阪急は京都線側はその出自もあってかイマイチなところもあるものの、そのブランドイメージは図り知れず、伝統のつやありマルーンに塗られた車両が闊歩する様は非常に憧れるものがある。私も住めるもんなら住んでみたいもんだ。

しかし関西でとある方と話をしていた時に、「関東の人はだいたい京阪か阪急が好きになる人が多い」という話題が出たことがある。私もご多分に漏れずその2社が好きなわけだが、関西にはまだ阪神と南海と近鉄という大手私鉄が残っている。確かに関東でのネームバリューを考えると球団を持つ阪神は別としても南海と大阪方での近鉄というのはイマイチパッとしないイメージがある。正直車両バリエーションでいえば阪急なんかより近鉄とか南海のほうが見ていて楽しいところもあるにも関わらずである。

とはいえ関西出身の人に聞いてみても南海はパッとしないイメージであるようなので(個人差があります)そういう立ち位置で動かないのかもしれない。


「南海体操」運輸部Ver. - YouTube

がんばってほしい。ので南海にこだわりのある方はよろしくお願い致しますね(ニッコリ)。