読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ある日森の中

ただただ適当に

ここさけ見た

今日は久々に映画を見に行った。どれくらい久しぶりかといえば記憶があるかぎり前回映画館に足を運んだのは劇場版まどマギの後編だったはずだから相当である。それもこれも映画館がちょっと出かけないといけない距離にしか無いのがいけない。で、何を見てきたかといえば

www.kokosake.jp

これだ。テレビで何かとCMもやってるし、主題歌を乃木坂46が歌ってたり、アニメのアフレコ初挑戦の吉田羊がキャスティングされたりと何かと話題の作品だ。私の大学の同期で主役の成瀬順を演じる声優水瀬いのりを推しまくっている奴がひたすらオススメをしてきたのでどんなもんかという興味もあり大学の時の先輩のご相伴に預り劇場に向かったのである。ポップコーン美味しかった。

で、肝心の中身についてだができるだけ避けたいところだし、やんわりと書くように心がけるがどうやってもネタバレになると思われるのでまだ映画を見ていない人で絶対ネタバレは嫌という人はこの記事は読まないほうが賢明である。すぐに上映館を確認してチケットを押さえていただければと思う。

 

さて、先に出てきた水瀬いのりゴリ推しの同期におすすめポイントを聞いてみたのだが「水瀬いのりちゃんの緩急ある演技と一筋縄にいかない脚本。」という答えが返ってきたのでこの2点に着目して思ったことを少し書きたい。

水瀬いのりちゃんの演技について

水瀬いのりといえば「ご注文はうさぎですか?」のチノ役で盤石な基盤を打ち立て、「がっこうぐらし!」や「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」など今を輝く声優だ。私は彼女の出演作を追いかけるほど見てはいないがなんとなく「こんな声なんだなあ」というイメージだけは持っていた。そういう意味では今回この映画で「言葉を封印された少女」を演じる中でその「イメージ」を少し破ってきたのは意外だったし面白かったと思う。なんというかコアにあるイメージは変わらないけれど外縁が広がっていっている感じがした。よく考えなくても自分より年下なんだし少なくともしばらくは様々な作品に出るのだろうからその中でさらに新しいイメージを生み出していって欲しいとちょっと楽しみになった。

・ストーリーについて

スタッフが大反響だった「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない*1と同じということもあり、触れ込みとしては「泣ける」とか「感動」とかそういうものであったのでその心づもりだけして劇場に向かった。結果であるのだが「いい話だがそれ以上でもそれ以下でもなかった」というのが正直なところである。こう「いい話だなあ」というまま凍った水面を反対側の岸までスイーッと滑っていく感じ。いい話をいい話で終わらせるというのはそれはそれで難しいところであるが、もう少し刺激があっても良かったのではないかと思った。こうスイーッと滑っていく途中でいきなり氷がバリッと割れる感じが欲しかった。ただ2時間という尺の中で詰め込みすぎれば何も理解できないまま消化不良を起こしかねない*2から仕方ないにせよだ。「感動」にこだわりすぎて綺麗に着地させすぎたのかな…と思ったし、パンフレットに記載の監督の話を見てもそういう映画を目指していたのかと個人的には思った。

あとこれはもう個人的な問題なのだが共感の依り代が自分には少ないというのを痛感させられた。私は野球部の元エースとかクラスの優等生とかみたいなキャラの違う人と対立し、打ち解けながらクラスの出し物を完成させる的な経験をしたことは皆無だし、中学時代の惚れた腫れた問題というのとは反対側にいたから、そういう群像を見せられるとどことなしに虚無を感じてしまうし、そこを依り代に「感動」を引き起こそうとされると素材不足で不完全燃焼を起こしてしまうのだ。

といろいろ書いてきたけども少なくとも面白くなかったわけでは決して無いし、音楽が素晴らしかったりもしたから見る価値はあるはずだ。吉田羊もさすがの演技だったのでオススメである。「いい話」であるのは折り紙つきである。

付言するなら内山昂輝の歌が恐ろしいほど下手だったのと、彼がしゃべる度に彼の小見川千明のモノマネをし、小見川千明がそれを聞いて「内山くんきら~い」って言ってたのを思い出して笑ってしまうのだけはどうにもならなかった。

*1:残念ながらこっちがまだ見れていない。ちょっと比較もしてみたい。

*2:「Charlotte」とか「AngelBeats!」とか。だからだーまえにアニメやらせるなら26話以上ないとダメなんだって。