ある日森の中

ただただ適当に

許されること

私生活がゴタゴタしていて落ち着いてモノを考える時間も取れていない。普段からそんな物を考えながら生きているわけではないのだけど。

『けものフレンズ』というアニメが話題になっている。

kemono-friends.jp

このリンクを貼ろうとしてページを開いたら503エラー吐くわで大変だった。それくらい話題性が高いということだろう。私はどうにもフル3Dのアニメが苦手で見るのを避けてたのだが、あまりに話題になっているものだったので1話だけ見てみた*1。確かに何かをする度に「すごーい!」と褒めてくれたり「フレンズによって得意なことが違うから…」という包容力を吐くサーバルちゃんに癒やされる向きがあるのには納得がいった。

日常生活の中でこのように褒められることはほぼ無いだろう。結果ばかりが重視される成果主義社会の中でうまいこと結果が出せなければ叱責され評価は落ちていく。得意なこと、不得意なことがあるのは見なかったことにされて「定形通り」になることをやんわりと強制されていく、そんな世界に生きる私達にとってこのアニメは清涼剤以上の教育的要素を多く含んでいる。

kuma-rapidexp.hatenablog.com

この記事でも書いたけれど、人は誰かに「認められる」ことによって初めて「自分」という存在を確定することができると私は思っている。端的に「すごーい!」と言ってくれる人が周りにどれだけいるか。またそう言ってもらえることがどれだけありがたいか。

だから『けものフレンズ』を見る人達が少しでも他人に対して「すご~い!」と言えるようなそんな社会になってくれればいいなと思っている。この世はジャパリパークより厳しい。

*1:今のところ1話しか各所で配信されておらず、課金する気にもなれていない…